2015年5月18日月曜日

少年の脳裏に強烈に焼きついたあの神々しい蓮の花。

昭和26年(1951年)植物学者大賀一郎博士が、検見川遺跡から発堀された3粒の蓮の種を思いの執念で咲かせた。

昭和30年(1955年)、なぜか我が通明中学校の中庭の池に大賀蓮が植えられた。
中学1年生の少年は、二千年前の悠久の眠りから目覚めた生命の強さと神秘的な美しさに魅せられた。
今でも忘れられない。

平成15年(2003年)篠ノ井東中学校の蓮池で見事咲き誇る大賀蓮を知り、直ぐ会いに行く
こんなに側で毎年咲いていたんだね。いつかは会いたい逢いたいと。
こうして60年間の想いが結ばれ、蓮との再会で 我が工房の古代蓮染めが生まれた。

そして又、新たな出逢いが行われようとしている。当時、大賀一郎博士から我が担任の先生が頂いていた二千年はすの種、老齢な恩師は大切な種を私に託してくれた。大切に私の手元にある。
そして、その種を発芽させる人に出逢えた。

間もなく植物学者矢澤秀成先生が、大賀一郎博士と同じ事に挑戦する。
間もなく である。この20日に実行される。

発芽に成功すれば、新たな 1ページが、大きな夢が開かれる。 

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